メトロポリタン美術館の分館、クロイスターズ美術館(The Met Cloisters)をご存じですか?
この記事では、クロイスターズ美術館の見どころ・行き方について詳しくお伝えします。
クロイスターズ美術館は、中世ヨーロッパ美術・建築に特化した美術館。
ニューヨークの中心地タイムズスクエアから地下鉄で北へ約一時間、ハドソン川沿いのとても静かで緑豊かな公園の中にあります。
まるでタイムスリップしたかのような荘厳で静謐な雰囲気と、美しい回廊や中世アートが楽しめると人気です。
日本から遊びに来た家族を連れて行った時も、自然大好きな実母がとても喜んでくれました。
大都会ニューヨークの喧騒から離れ、大自然の中で静かな時間を過ごしたい時にとてもおすすめです!
タップできる目次
クロイスターズ美術館 見どころ
クロイスターズ(回廊)
美術館の名前になっている「クロイスターズ」とは、「修道院の回廊」を意味します。
館内には5つの回廊があり、すべて中世フランスにて実際に使用されていた修道院の回廊を移設したものなんです。
荘厳な雰囲気で、夏場でも心なしかひんやりと感じます。
柱の細密で美しい彫刻を堪能した後、目線を回廊の内側に移すと、そこには綺麗に手入れされている中庭が。
季節の花々が咲き誇っています。
冬場に行った際には寒さ対策なのか、窓がはめられていました。
お庭も寂しい雰囲気だったので、クロイスターズ美術館の美しさを最大限堪能するには緑の季節がおすすめです。
中世ヨーロッパのチャペル
回廊だけでなく、チャペルも部分移築。
中世ヨーロッパ建築のなかに、バランスよく絵画・彫刻・調度品などが展示されています。
重厚な扉
ステンドグラス
チャペルといえばステンドグラス!
美しい。
ユニコーン(一角獣)のタペストリー
クロイスターズ美術館が所有する有名作品のひとつ、ユニコーンのタペストリーのうちの一作。
色褪せを防ぐためか、薄暗いお部屋に飾られています。
その薄暗い雰囲気が幻想的なタペストリーの魅力をさらに引き立てていました。
約520年前の作品がこんなに美しい状態で残っているなんてすごい。
タペストリーって作り手の想いも一緒に織り込まれている気がして、異様に惹かれると同時に少し怖さを感じる。
謎の十字架
地下の展示室に飾られている、セイウチ象牙の十字架(The Cloisters Cross)。
92人の人物と、98の銘文が。
メトロポリタン美術館の元館長が、この十字架をテーマに「謎の十字架―メトロポリタン美術館はいかにして世紀の秘宝を得たか」という本を書いてます。
世界史や世界ふしぎ発見!が大好きな私としてはとても気になるタイトル!
カフェ
回廊の一角にあるカフェ
お土産ショップ
お土産ギフトショップを覗くのもお忘れなく。
メトロポリタン美術館グッズ、ポストカード、書籍、文房具、パズル、アクセサリー、子供向けギフト、などなど一通りそろっています。
クロイスターズ美術館への行き方・アクセス
クロイスターズ美術館の最寄り駅は地下鉄Aラインの「190 Street Station」
出口を出て、フォート・トライオン・パーク (Fort Tryon Park)を10分ほど北上すると建物が見えてきます。
The Met Cloisters
住所:99 Margaret Corbin Drive, Fort Tryon Park, New York, NY 10040
クロイスターズ美術館の入場料・チケット購入方法
入館料は下記の通り (2024年7月現在)
- 大人 30ドル
- 12歳以下 無料
- 学生 17ドル
- 65歳以上 22ドル
ニューヨーク州の住人は任意の入場料 (pay-what-you-wish tickets )で入館できます。
公式サイト>>Tickets | The Metropolitan Museum of Art
営業日・営業時間・定休日
【営業日】
木曜~火曜
【定休日】
水曜、1/1、感謝祭、12/25
【営業時間】
10時~17時
(2024年7月現在)
まとめ:クロイスターズ美術館で中世にタイムスリップ
マンハッタンから約1時間離れるだけで、まるで別世界のようなクロイスターズ美術館。
豊かな自然と、荘厳で静謐な雰囲気が味わえる、とてもおすすめの場所です!
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